Part.61 「収納の場所」について考える。
家づくりの打ち合わせで、必ず話題になるのが「収納量」。
「収納は多い方がいいですよね?」
「できるだけたくさん作っておきたいです」
そう考える方はとても多いですが、
実際に住み始めてからよく聞くのが、こんな声です。
「収納は多いはずなのに、なぜか片付かない」
「しまうのが面倒で、結局出しっぱなしになる」
その原因は、**収納の量ではなく“場所”**にあることがほとんどです。
■なぜ収納が多くても片付かないのか
まず意識したいのが、
収納は“使う場所のすぐ近く”にあるかどうか。
たとえば…
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上着 → 玄関・帰宅動線上
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掃除道具 → 各フロア・使う場所の近く
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日用品のストック → キッチンや洗面のそば
この考え方ができている家は、
自然と片付きやすくなります。
■「まとめる収納」は逆に使いづらいことも
よくあるのが、
「とりあえず大きな収納を一か所作る」パターン。
確かに容量はありますが、
・何がどこにあるか分からない
・取りに行くのが面倒
・結局使わなくなる
というケースも少なくありません。
収納は分散させた方が、暮らしやすいことも多いのです。
■家族それぞれの“定位置”をつくる
片付く家の多くは、
家族一人ひとりに「定位置」があります。
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子どものランドセル置き場
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仕事用バッグの置き場
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毎日使うものの指定席
「とりあえず置く」がなくなるだけで、
家の中は驚くほど整います。
■将来も使える収納になっているか
子どもの成長や暮らしの変化で、
使うもの・使う場所は変わります。
・今は家族共用
・将来は個人管理
・用途を固定しすぎない
こうした変えられる収納を意識すると、
長く使いやすい家になります。
■収納計画でよくある後悔
実際によく聞く後悔は、こんな内容です。
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量を優先して、場所を考えていなかった
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しまうまでの動線を考えていなかった
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生活が始まってから増える物を想像できていなかった
これらは、
家づくりの段階で防げる後悔です。
■ まとめ|収納は「量」より「暮らしとの距離」
収納は、多ければ多いほど良いわけではありません。
使う場所の近くに、使う分だけ。
この考え方が、片付く家への近道です。
間取りや設備を決める前に、
「どこで何を使うか」を一度整理してみてください。
収納計画は、
図面だけでは分かりにくい部分が多いものです。
「今のプランで本当に片付くか不安」
「収納を増やすべきか迷っている」
そんな方は、暮らし方から一緒に整理してみませんか?
お気軽にご相談ください!

