Part.52 「玄関と動線の重要性」について考える。
年末年始、長期休暇、夏休みなど――
来客が増えるシーズンになると、日ごろは気にならなかった“玄関の使い勝手”が一気に露わになります。
「靴があふれて見た目がごちゃつく…」
「お客様を案内する導線が交差して気まずい」
「急な来客で玄関が片付かなくて焦る…」
こんな経験はありませんか?
玄関は“家の第一印象”を決める場所。
そして実は、玄関収納と動線計画は家全体の暮らしやすさを大きく左右します。
ということで今回は「玄関と動線の重要性」について考えます。
■来客が多い季節に露わになる「玄関の困りごと」
● ① 靴や荷物があふれて片付かない
家族の靴+来客分の靴が並ぶと、玄関が一瞬で“靴だまり”に。
視線が散るため生活感が出やすく、第一印象も大きくダウンします。
● ② 動線が混雑して気まずい
家族が出入りするタイミングと、来客の導線が重なると
「どっちから通る?」
という“小さなストレス”が生まれます。
● ③ 急な来客に対応できない
玄関周りが散らかっていると、そのまま家の印象に直結します。
普段は気にならない“置きっぱなし”の荷物が焦りにつながることも…。
■解決の鍵は「玄関収納」と「動線計画」
来客時のストレスのほとんどは、収納不足と動線の交差が原因です。
ここからは、来客が多い季節にも対応できる
“玄関のつくり方”を紹介します。
■収納のポイント:見せない、散らからない玄関へ
● ① 大容量のシューズクローク(SCL)は最強
靴だけでなく、
・ベビーカー
・アウトドア用品
・防災グッズ
・子どもの遊び道具
などを収納できるため、玄関が常にスッキリします。
来客が多い時は靴だけSCLへ一時避難も可能。
“とりあえず隠せる”収納があると安心です。
● ② 家族用と来客用の動線を分ける“2WAY玄関”
最近人気のプランに、「家族はSCLから室内へ」
「お客様は玄関ホールからまっすぐLDKへ」と分ける裏動線 があります。
これにより、
・来客導線はいつもスッキリ
・家族導線は散かっていても大丈夫
・玄関の混雑が減る
といった効果があります。
● ③ 収納は“扉付き”で生活感を隠す
オープン収納は便利ですが、来客の多い家では扉付き収納のほうがスッキリ見えます。
玄関の印象が大きく変わるポイントです。
● ④ 季節アイテムの置き場も確保
来客が増える時期は荷物も増えがち。
・冬:コート、ブーツ
・夏:アウトドア道具、虫除け、日焼け止め
これらを玄関付近に置ければ、家の中を持ち歩く必要がありません。
■動線のポイント:人が重ならない玄関は快適
● ① 玄関ホールを“通路”として使いやすくする
来客が立ち止まる位置・靴を脱ぐ位置・家族が通る位置をできるだけ分けるために、ホール幅は広めが◎。
横幅は1.5帖〜2帖以上が理想です。
● ② コートクロークを玄関に設置
来客にリビングまでコートを持ち運ばせないためにも、玄関近くのコート収納は非常に便利。
冬の来客が多い家ほど効果を発揮します。
● ③ トイレの位置は“来客導線”を考慮
意外と重要なのがトイレ位置。
玄関から直接見えない場所、または来客導線に交差しない配置にすると上品な印象に。
■ 5. 来客時こそ「日常の家づくりの質」が見える
来客が増える季節は、
・普段の収納の状態
・動線の良し悪し
・玄関の印象
などが自然と露わになります。
逆に言えば、玄関計画がしっかりしていれば“急な来客にも強い家”になるということ。
玄関は家の顔であり、
毎日の“ストレスの量”を左右する大切なスペースです。
■まとめ:来客の多い季節こそ、玄関計画を立てるチャンス
・来客が増えると玄関の課題が見えやすい
・解決の鍵は「収納」と「動線」
・SCLや2WAY玄関で生活感を隠せる
・動線の交差を避けると来客時のストレスが激減
・トイレ位置・コート収納なども来客配慮に必要
来客の多い季節を“不便さを見つけるチャンス”と捉え、
家づくりに活かしてみてください。
ということで今回は、
「玄関と動線の重要性」について考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

