Part.48 「今こそ性能のいい家を建てる」について考える。
住宅価格が上昇し続けている今、多くのお客様が「なるべくコストを抑えて建てたい」と考えていらっしゃると思います。
しかし実は、価格が上がった“今だからこそ”家のグレードを上げるべきなんです。
つまり今こそ性能のいい家を建てるべきだということです。
ということで今回は「今こそ性能のいい家を建てる」について考えます。
■光熱費が高騰する時代!断熱性能が暮らしを左右する
ここ数年で電気料金は大きく変動し、今後も“高水準で推移する”と予測されています。
その中で、断熱性能が低い家ほど光熱費が上がりやすいのが現実です。
断熱が弱い家で起こること
・冬の暖房が効きづらい
・夏は冷やしてもすぐ暑くなる
・冷暖房の稼働時間が増える
・年間光熱費が高騰する
一方、断熱性能を高めた家では…
・少ないエネルギーで冷暖房が効く
・家全体の温度差が減る
・年間光熱費を大幅に削減できる
つまり、これからの時代は「断熱=家計の守り」になるのです。
■断熱は“後から上げられない性能”
キッチンやトイレなどの設備はリフォームで交換できます。
しかし、断熱性能は建築後に改善することが困難です。
建てた後に断熱を上げると…
・外壁を壊す必要がある
・断熱材の入れ替えが大工事になるサッシ交換は数十万円〜数百万円かかる
・気密改善はほぼ不可能に近い
つまり、断熱は“建築時が唯一のチャンス”。
ここに投資することは、長い目で見て非常に合理的な判断です。
■実際は“わずかな追加費用”で暮らしが劇的に変わる
断熱グレードを上げると価格差が心配になりますが、実際には…
・断熱材のグレードアップは数十万円以内
・窓の性能アップも大きな負担ではない
・光熱費の削減効果は20年以上続く
そして何より、毎日の“体感の快適さ”が圧倒的に違います。
高断熱にすることで得られる快適性
・冬でも底冷えしない
・寒暖差のストレスが少ない
・結露しにくい
・冬の朝のつらさが軽減
・温度差によるヒートショックのリスクを抑える
家は数十年住むもの。
追加費用ではなく、“未来の快適さへの投資”と考えるべき部分です。
■価格が上がった今こそ「性能」への投資を優先すべき
断熱性能は、見えない部分ですが家の根幹です。
そして“建てる時にしか上げられない性能”でもあります。
今こそ断熱性能を上げるべき理由まとめ
・電気代高騰の時代でも快適に暮らせる
・ランニングコストが大きく下がる
・間取りの自由度が上がる
・資産価値が下がりにくい
・わずかな費用で将来の安心が手に入る
これからの家づくりでは、デザインや設備よりも、
“見えない性能”こそが最もコスパの良い投資先です。
ということで今回は、
「今こそ性能のいい家を建てる」について考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

