Part.31 「将来を見据えた家づくり」について考える。
先日テレビで日本の少子高齢化の特集をしていました。
住宅についても高齢者やさしい家づくりが注目されています。
バリアフリーに興味を持ったお客様も増えている印象です。
当社にお問合せいただく方の中では
20~30代の子育て世代が最も多いですが、
次に多いのが50~60代の建て替え世代です。
子育て世代の方の中でも二世帯を検討されている方は
バリアフリーなどの使用に関心を持たれています。
中には、二世帯を検討していないのですが
将来自分たちが高齢者になった時のことを想定して
新築の計画段階からバリアフリーを取り入れる方もいらっしゃいます。
では、高齢者にやさしいバリアフリー仕様とは
具体的にどんなものなんでしょうか。
バリアフリー仕様の例
<玄関周り>
・玄関ドアを車いすが出入りできるよう、幅90cm以上確保
・玄関を車いすが出入りしやすいよう、上がり框の段差を低くする
・アプローチ部分に手すりを設置する
<廊下>
・車いすでの生活を考慮し、廊下幅を90cm以上確保する
ただし、廊下で車いすと人がすれ違うためには120cmほどの幅が必要です。
また曲がり角のある廊下の場合は、車いすを回転させる必要があるため
140~150cmの幅が望ましいです。
・歩きやすいよう、廊下の壁に手すりなどを付ける
<居室>
・つまずきにくいよう、敷居の段差をなくす
・寝室は、トイレに近い場所に設置する
・居室内に手すりを設置する
<浴室>
・動きを補助するための手すりを設置
・出入り口の段差をなくす
・浴槽をまたぎやすいように45cm以下の高さにし
浴槽底と洗い場の高低差をなくす
・滑りにくい浴室床材を使用
<トイレ>
・体を支えるための手すりを設置
<扉・照明>
・扉を、開閉しやすい引き戸にする、またはレバーハンドルを付ける
・照明のスイッチを、使いやすいワイドスイッチにする
今だけでなく将来を見据える。
もちろんこれら全てを新築時から取り入れる必要はないかもしれません。
しかし、将来必ず訪れるその日を見据えて計画をすることは大切です。
最初から取り入れることで将来のリフォーム費用が浮くかもしれませんね。
ということで今回は、
「将来を見据えた家づくり」について考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

