BLOG 家づくりを考える。

Part.19 「子ども部屋」を考える。

突然ですが、子どものころ自分の部屋はありましたか?

私の実家は2階建てで2階に自分の部屋と妹の部屋、両親の寝室がありました。

部屋の大きさは6帖で大きなクローゼットも付いていました。

今思えば恵まれた環境だったと思います。

この仕事に就きお客様の家を一緒に考えるようになり

子ども部屋という空間は親心の塊だったんだと気づきました。

だって部屋ひとつ増やすのにもかなりの金額がかかります。

親が自分の成長を想像し部屋があったほうがいいと思ってくれたから

あんなに快適な学生時代を送れたんだと思います。

ということで今回は、

「子ども部屋」について考えてみます。

 

 

子ども部屋は必要か。

子ども部屋を用意してくれた親に感謝をしつつ

今の時代の家づくりにおいて子ども部屋の必要性から考えてみます。

子ども部屋とはなにをするための場所でしょうか

勉強、寝る場所、子どものプライベートな場所。

確かにかつて子どもだった私も自分の部屋は大切な場所だと思います。

お子様がいらっしゃるお客様で家づくりを決意した理由として多いのが

「今の家では手狭で広い環境で子育てをしたい」という気持ちです。

素晴らしいですよね。親心、愛だと思います。

そんな気持ちを形にする、そして子ども自身の成長のためにも

自分の空間を用意することは必要だと思います。

 

 

子ども部屋の大きさは?

子ども部屋は用意するとして、大きさはどのくらいにしましょうか。

この質問をすると多くの方が「6帖くらい」と答えます。理由を聞くと、

自分がそうだったから、そのくらいが快適なのでは。と

なんとなくで決められている方がほとんどです。

結論、子ども部屋や4帖ほどで十分だと考えます。

理由はこのあとの話で詳しくお伝えしますが、

まず第一に家の大きさ=価格ですので全体的にコンパクトにするためです。

かといって部屋として使いにくいのでは意味がありません

その部屋での行動は十分できる最小限の大きさがベストです。

 

 

子ども部屋の使い方とその後。

子ども部屋は4帖ほどで十分とお話しましたが、

大きさを考えるうえで使い方とその後のこともしっかり検討しなくてはいけません。

私自身の部屋は6帖で大きなクローゼットが付いていたとお話しましたが確かに快適でした。

高校時代にはテレビも持ち込みホテルのような空間になっていて

リビングには食事の時間くらいしか顔を出しませんでした。自分の部屋が快適だったから。

これは親の思い描いた生活だったんでしょうか。

子どものためと用意した部屋によって家族の距離が開いてしまうこともあるんです。

勉強机とベット、本棚くらいであれば4帖ほどで十分収まります。

子ども部屋としての機能は十分なんです。

そして、子ども部屋は数年経つと物置きと呼び名が変わります。

子どもが巣立った後、6帖もある部屋は

普段使わない物の居場所になるんです。

そんな部屋にももちろんお金はかかります。

捨てられない物の家賃を毎月払うことになります。

自分たちがそうだったから、子どもが可哀そうだからと

なんとなくで大きさを決めてしまうことはやめましょう。

子どもと親の関係や巣立ってからの使い方まで考えるのが家づくりです。

 

ということで、今回は

「子ども部屋」について考えてみました。

まずは、そこまで一緒に考えてくれる会社を探すことが

後悔のない家づくりの第一歩です!

次回もお楽しみに!

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