Part.68 「家族の価値観を合わせる」について考える。
家づくりの打ち合わせが進むにつれて、
「なんだか話がまとまらない」
「決めたはずなのに、また迷っている」
そんな状態になるご家族は、実は少なくありません。
その原因は、
間取りでも、予算でも、性能でもなく、
家族の“価値観”が整理されていないことにある場合が多いのです。
■家づくりは「選択の連続」
家づくりは、想像以上に決断の連続です。
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広さを優先するか、コンパクトにするか
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デザインを取るか、家事ラクを取るか
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性能を上げるか、予算を抑えるか
このとき、
家族の中で大切にしたいものが共有できていないと、
選択のたびに意見がブレてしまいます。
■よくある「価値観のズレ」
打ち合わせの中でよく見られるのが、こんなズレです。
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夫は性能重視、妻は動線重視
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見た目に惹かれるが、暮らしやすさが気になる
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今の暮らしを基準にする人と、将来を重視する人
どれも間違いではありません。
問題は、どれを優先するかが決まっていないことです。
■価値観がブレると、間取りもブレる
価値観が定まっていないと、
間取りにもそのまま影響が出ます。
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方向性が変わり、プランが何度も振り出しに戻る
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「とりあえず」で決めた部分が後悔になる
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結果的に、特徴のない家になる
「悪くはないけど、なんか違う」
そんな家になってしまうのです。
■まず決めるべきは「何を大切に暮らしたいか」
家づくりの最初にやるべきことは、
設備や間取りを決めることではありません。
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どんな時間を家で過ごしたいか
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どんな暮らし方が自分たちに合っているか
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何ができれば満足なのか
この“暮らしの価値観”を言葉にすることが、
すべての判断基準になります。
■正解をそろえる必要はない
家族の価値観は、
完全に一致していなくて当たり前です。
大切なのは、
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違いを知ること
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優先順位を話し合うこと
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納得できる落としどころを見つけること
全員が100点と思う家ではなく、
「この選択でよかった」と思える家を目指せばいいのです。
■価値観が整理されると、家づくりは驚くほど進む
価値観が整理されると、
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迷う時間が減る
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打ち合わせが前向きになる
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プランに一貫性が出る
「なんとなく決める」から
「納得して選ぶ」家づくりに変わっていきます。
■家は、価値観を形にするもの
家は、ただの建物ではありません。
家族の暮らし方や考え方が、そのまま形になります。
だからこそ、
価値観がブレると、家もブレてしまう。
逆に言えば、
価値観が定まれば、家づくりはぶれません。
・話し合っているつもりなのに、なぜか決まらない
・意見が食い違ってモヤモヤする
そんなときは、
一度、家族の価値観を整理するところから始めてみませんか。

