Part.54 「掃除しやすい家」について考える。
「毎年、大掃除に時間がかかって大変…」
「家づくりの段階で“掃除のしやすさ”をもっと考えればよかった」
そんな声をよく耳にします。
実は“掃除しやすい家”は、設計の段階でほぼ決まると言っても過言ではありません。
ということで今回は「掃除しやすい家」について考えます。
■凸凹をなくすだけで掃除は劇的にラクになる
● 収納の出っ張りを減らす「壁面収納」
収納家具が部屋に出ていると、
その“上”と“足元”にホコリが溜まり続けます。
壁の中に収納を組み込む「壁面収納」なら
・ホコリの溜まりづらいフラットな壁
・床掃除も一発で終わる
と、日ごろの掃除が格段にラクに。
● 巾木・窓枠のミニマル化
最近は、巾木や窓枠を極力薄くするデザインも人気。
巾木の出っ張りが少ないと、ルンバもスムーズに走ります。
■床に物を置かない”ための収納計画
掃除が大変になる家の共通点は、床にモノがあふれていること。
● リビングに「仮置き収納」をつくる
帰宅後の荷物、子どもの学用品、書類…
“ちょい置き”が積み重なると床が散らかります。
リビングの一角に
・浅い棚
・ファミリークローゼット
・マグネットボード収納
を設けるだけで、自然と床が片付きます。
● 洗面所は「下地補強+収納」
タオル・ドライヤー・洗剤など細かいものが多い洗面所。
壁面に棚やラックを付けられるように下地補強しておくと、置き家具を増やさずスッキリ保てます。
■そもそも汚れにくい素材を選ぶ
● キッチン天板は「汚れに強い素材」を
人工大理石はやわらかく、細かな傷がつきやすいですが、
セラミック系は傷も熱も強く、油汚れもサッと落ちます。
● 玄関タイルは“汚れが目立ちにくい色”
白いタイルはおしゃれですが、泥汚れが目立ちやすいデメリットも。
グレー・ベージュ・石目調は掃除がラクで人気です。
■風が抜ける家は“ホコリも溜まりにくい”
湿気が多い家はホコリが“くっついて”床や棚に蓄積しやすくなります。
● 窓とドアで抜け道をつくる
・南北に窓
・玄関からリビングへの風のライン
など、風の通り道を考えるだけで日ごろのホコリのたまり具合が変わります。
■“掃除動線”を意識するだけで効率UP
● ロボット掃除機の基地を最初から設計に組み込む
ロボット掃除機が
・毎日動ける
・充電基地を隠せる
ように計画しておくと、
年末の大掃除の前に「まず片付ける」がいらなくなります。
● 水回りをまとめると“掃除の移動距離”が短い
キッチン・洗面・脱衣・浴室が近い間取りは、
日常の掃除の手間が圧倒的に減ります。
■ まとめ|掃除のしやすさは「暮らしの満足度」に直結する
家づくりで優先されがちなのは
間取りや広さ、デザインですが、
実は“掃除のしやすさ”こそ毎日の快適さに直結します。
大掃除のたびに「この家にしてよかった」と思えるよう、
ぜひ計画段階から“汚れにくい・掃除しやすい家”を意識してみてください。
ということで今回は、
「掃除しやすい家」について考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

