Part.40 「洗面所の計画」について考える。
新築やリフォームで人気の「おしゃれな洗面台」。
鏡のデザインやタイルの色にこだわって素敵に仕上げたはずが、
実際に暮らしてみると、
「朝の支度で渋滞する…」「1人が使っていると他の人が入れない…」
そんな声をよく耳にします。
今回は、実際に多い「洗面所の後悔ポイント」と、
家族が気持ちよく使える間取りの工夫をご紹介します。
洗面所の後悔とは
・スペースが狭くて同時に使えない
家族が増えると、朝の洗面所はまるで駅の改札前。
歯みがき、洗顔、ドライヤー…すべて同じ場所で行うため、順番待ちが発生してしまいます。
・脱衣所と兼用で使いづらい
脱衣所を兼ねた洗面スペースは、省スペースで便利に思えますが、
「お風呂に入っている間、洗面が使えない」「来客時に入りにくい」という声も多いです。
・動線が悪く、家事がしづらい
洗濯機・物干し・収納がバラバラの位置にあると、
「行ったり来たり」が増えて効率がダウン。
洗面所の計画のポイント
・洗面カウンターを広くとる or ボウルを2つに。
最近では“横並びで使える洗面台”が人気です。
ボウルが1つでも、カウンターを広くとるだけでゆとりが生まれます。
・洗面と脱衣を分ける間取りに。
引き戸で仕切るだけでも快適性がアップ。
家族のプライバシーも守れます。
・ランドリールームやファミクロ(ファミリークローゼット)とつなげる設計に。
「洗う→干す→しまう」が一直線の動線なら、家事の時短にもつながります。
洗面所は“1日で最も混み合う場所”のひとつ。
デザインだけではなく、家族の人数・使う時間帯・動線をしっかり考えることが、快適な暮らしへの近道です。
ということで今回は、
「洗面所の計画」について考えてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

