Part.21 「平屋の間取り」を考える。
突然ですが、みなさんは平屋についてどうお考えですか?
私の実家は一般的な二階建てで二階は子ども部屋や寝室でした。
私や兄弟が家を出てからは子ども部屋は物置になっています。
親も歳を取ってくるとなかなか二階へは上がらなくなり
ベランダに洗濯物を干すくらいしか二階を使いません。
実際、将来的なことを考えて平屋を検討される方が増えてきています。
ですが平屋にすれば間違いないということでもないんです。
ということで今回は、
「平屋の間取り」について考えてみます。
平屋で失敗。
前述したように平屋は「将来の暮らしやすさ」や「家事動線の良さ」などから、
今とても人気のスタイルです。ですが実際に住んでみると…
「こんなはずじゃなかった」
「間取りにもう少し工夫が必要だった…」
という声が出るのもまた事実です。
そこで、実際の後悔の声をもとに「平屋の間取りでよくある失敗ランキング」 をご紹介します。
これから家づくりをする方が同じ失敗をしないために、ぜひ参考にしてください。
平屋の失敗TOP3
第3位:水回りの位置が不便 or においが気になる
・洗面・トイレ・キッチンなど水回りの配置ミスで家事効率が悪化。
・トイレがリビング横など「においが気になる」設計も多い。
・解決策:回遊動線を意識+におい対策に換気計画をしっかり
第2位:収納スペースが少ない
・平屋は建坪に制限がある分、収納が削られがち。
・屋根裏や階段下がない分、“工夫しないと収納不足に”。
・解決策:壁厚収納やファミリークローゼットの導入、外部収納も視野に
第1位:生活音が全部聞こえる「音問題」
・平屋はワンフロアなので音が筒抜けに。
・特にリビングと寝室の距離が近いと、テレビの音や話し声が気になる。
・解決策:部屋の配置を分ける or 収納などの“緩衝帯”を設ける
要は間取り次第。
どうでしょうか。
住んでみないと分からないことがたくさんありますね。
家事動線を短くしたいがためにプライバシーが無くなってしまったり
距離が近い分、音が気になってしまったり。
こんな思いをしないためには、
住んでからのことをしっかり想像しながら設計することです。
そういった会社の設計スキルももちろんですが、
打ち合わせ段階からきちんとデメリットを伝えてくれる会社を選びましょう。
ということで、今回は
「平屋の間取り」について考えてみました。
きちんと考えて作れば平屋は最高に快適です!
ぜひ参考にしてみてください!
次回もお楽しみに!

